農協マネー150兆円が外資に食われるかもしれない。
そんな衝撃的な話が、2025年5月21日に深田萌絵さんのYouTubeチャンネル「深田萌絵TV」で緊急配信されたことで、一気に注目を集めました。
しかも話題の中心には、農水大臣に任命されたばかりの小泉進次郎さんの名前がありました。
この記事では農協マネーというのは一体何なのか、また狙われているとはどういうことなのか、などを解説します。
- 農協マネーとは?
- なぜ「狙われてる」って言われてるの?
- 民営化でお金が消えると言われる理由
- 農協マネーが外資に渡るとどうなるの?
- 農林中金やJAバンクは大丈夫?
「知らなかった」では済まされない、日本のお金と食を守るためのことをわかりやすくお伝えしますね!
農協マネーって何?なぜ「狙われてる」って言われてるの?

YouTubeチャンネル「深田萌絵TV」の緊急配信で深田萌絵さんが「農協マネー150兆円が外資に食われる!」という話をしたことをきっかけに「#農水大臣に小泉起用反対!」がトレンドに上がりました。
深田萌絵さんいわく、農協のお金が危ないとして「#農水大臣に小泉起用反対!」というハッシュタグをつけてSNSでの拡散を呼びかけたんです!
なんだか難しそうな話にも感じますが、知っておかないと私たちの生活にも関わってくる大事な問題です。
まずは、「農協マネー」とは何なのかを見ていきましょう。
150兆円の農協マネーってどんなお金?
農協マネーとは農家の人たちがJA(農業協同組合)に預けているお金のこと
それは貯金だったり保険だったり、年金のような積み立てだったりします。
その金額は、全国で合わせるとなんと150兆円もあるそうなんです。

JAは「農協」と呼ばれていて、JAバンクという銀行やJA共済という保険を通じて、この巨額マネーを預かっているよ!
しかもこのお金は、ただ銀行に眠っているわけじゃなく、農協の上部組織「農林中央金庫(農林中金)」という機関を通して、株や債券などで運用されています。



つまり、投資などに使われて増やそうとしているわけだね!
この150兆円の多くは、農家の人たちが何十年もかけてコツコツ貯めてきた大切なお金です。
それが今、「消えてしまうかもしれない」と言われているから、問題になっているんですね。
では、一体なぜこのお金が「狙われてる」なんて言われるのでしょうか?
農協マネー誰がどうやって狙ってるの?
この150兆円の農協マネーは、「民営化」されると外資が手を出せるようになると言われています



外国の大きな投資会社やファンドが、このお金に目をつけているというわけだね…
具体的には、農協の上部組織である「農林中金」や「JA共済」が株式会社になって株を買えるようになると、外国の投資家がそれを買って経営に関わるようになります。



そんな民営化を進めようとしているのではないかと疑われているのが、小泉進次郎さんなんだよね!
小泉進次郎さんは以前も農協改革を主導していた政治家で、今回また農水大臣に起用されたことで一気に不安が広がりった人たちがいました。
そういった経緯から、深田萌絵さんが「農水大臣に小泉起用反対!」と強く訴えているんですね。
では、そもそも民営化って何が問題なのでしょうか?


農協マネーは民営化でどうなる?外国に流れるって本当?


農協マネーが民営化されるとどうなるのか…
一部の農家だけの話ではなくて、日本全体のお金や暮らしに関わってくることです。
民営化によって仕組みが変わると、外資が関与しやすくなって農家のお金が海外に流れてしまう可能性も出てくるということです。
民営化されると何が変わる?
民営化とは、今まで国や組合が管理していたものを「民間企業」にすること
これまで農協の中だけで動かしていたお金やサービスが、一般の企業と同じように「株主のため」に動くようになるということです。



農協が今まで農家の人たちのためにやっていた保険や融資の仕組みが、利益を出すためのビジネスに変わる可能性も…
外国の富裕層が買うの?
農協が株式会社になって株を発行すると、その株は誰でも買えるようになるので、日本人も買えますが外国の大きな投資ファンドが一気に買って支配することもできてしまうということです。
つまり…
農協マネーの持ち主が、農家から外国人に変わってしまう可能性もあるんです。
万が一そんなことになると、そのお金の使い道も「農家のため」ではなく「投資の利益のため」に変えられてしまう恐れがあります。



農家の人たちからすれば自分のお金を勝手に使われるようなものなのでは…?
実際に郵政民営化のときにも似たようなことが起きたとされているので、今回かなり懸念されているようです。
なぜ小泉進次郎が話題に?
小泉進次郎さんは、2016年ごろに農協改革を担当していた政治家
当時は農協をもっと効率よくするために変えよう、という目的でしたが地方の農家からは「農協をつぶす気なのか?」と強い反発を受けていました。
「農協をもっとスリムにしよう」「補助金頼りじゃダメだ」という主張で農協改革をしようと試みましたが、農家や地方からの反発が強くて、改革は中途半端に終わったとされています。
今回、また小泉進次郎さんが農水大臣になったことで、「今度こそ農協が本当に危ない」と言われたことで話題になったようです。
具体的に「お金が消える」とはどういうことなのかを解説します。


なぜ「お金が消える」と言われてるの?


民営化で「お金が消える」というのは大げさのように感じますが、そうでもないようです。
農協が株式会社になると、農家が出したお金や築いてきた資産の「所有者」が変わってしまうなんてことが起こり得るんです。
農家のお金が他人のものになるとは?
農協はもともと、農家の人たちがお金を出し合って作った「組合」
つまり、農協にある資産は農家たちの共同財産です。
そうなると農家が出したお金でも、今後の農業のために使われるとは限らなくなりますよね。
外国の投資会社が株を買うと、もう農家の手には戻ってこないことが予想できます。



だから「お金が消える…」と言われてるんだね!
民営化で資産が外資に流れる仕組み
- 農協が民営化 → 株式会社になる
- 株が発行される → 外国人も買える
- 外国のファンドが大量に株を買う
- 株主になると農協の運営に口を出せる
- 利益優先の経営になって農家のためではなくなる可能性も!
- 資産が切り売りされて利益が海外へ…
最悪の事態を想定するとこういった流れになります。
必ずしもこうなるとは限りませんが、その可能性がゼロじゃないからこそ今回、深田萌絵さんのはYouTube動画で「農協マネー150兆円が外資に食われる!」という話をされたのだと思います。
では、お金を管理してる「農林中金」や「JAバンク」は大丈夫なんでしょうか?
農林中金とJAバンクってなに?預けてるお金は大丈夫?


農協マネーの話になると、「農林中金」や「JAバンク」という言葉もよく出てきます。
どのように自分たちの暮らしに関係するのか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
農林中金ってどんな銀行?
農林中金は、JAバンクや農協共済などのお金を集めて、大きな投資運用をしている銀行
資産は約100兆円もあり、日本最大級の金融機関のひとつと言われています。
ですが、2024年7月に農林中金が「1兆5000億円の赤字」になるというニュースが出ました。
理由は、アメリカの金利が上がった影響で、農林中金が保有していた外国債券の価格が大幅に下落したことです



農家の大事なお金を投資に使って失敗してしまったということだね…
JAバンクに預けてるお金は大丈夫?
JAバンクは、全国にある農協が運営している銀行で、多くの農家が年金や生活資金を預けています。
普通の銀行と同じように思えますが、実はJA全体の動きに影響される仕組みのようです。
農林中金が赤字になると、JAバンクにも連鎖的にダメージが来ることがあるようで…
農協マネーがなくなったらどうなる?
農協マネーが外資に流れたり投資で消えてしまったりしたら、困るのは地方の農家です。
生活資金が減るだけではなく、農機具を買うお金がなくなったり農地が売られてしまったりということに繋がります。
そうすると農業をする人が減ってしまい、日本の食料安全保障が崩れてしまう可能性があります。
こういった可能性があるということを知っておくだけでも、ニュースを見る目が変わってきますよね。
まとめ|農協マネー150兆円が狙われる理由とは?


- 農協マネー全国の農家がJAに預けているお金で合計150兆円になる
- 民営化が進むと農協が株式会社になって外資が株を買って経営に関与できるようになる
- 農協マネーが外資に渡ると農家が出資したお金や資産が他人のものになる可能性がある
- 農林中金は1兆5000億円の赤字を出し、JAバンクや共済の資産も影響を受ける可能性もあると言われている
以上、農協マネーが「狙われている」と言われている理由について詳しく解説しました。
農協マネーの話はすこし難しく感じるかもしれませんが、自分たちの生活を守るためにも、すごく大事なことですね。
引き続き、ニュースや動きに目を向けていきましょう!
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